胎児のスクリーニング検査の1つとしても行われるのがクアトロテストです。
確定診断ではありませんが、胎児が3種類の先天異常かどうかの確率を陰性か陽性かで示す検査です。

スクリーニング検査ではありますが、クアトロテストが中絶を促すということで議論され続けています。
クアトロテストを受けて陽性であれば中絶することも考えている人に、ぜひ知っておいてもらいたいことをまとめました。

クアトロテストはスクリーニング検査であること

クアトロテストはスクリーニング検査であり、確定診断ではありません。
陽性であっても羊水検査での確定診断後に問題がないという場合も多くあります。
クアトロテストの結果を理由に中絶することは基本的には認められていません。

100人のダウン症候群の子どものなかで、クアトロテストが陽性だった妊婦さんから産まれる確率は約87%程度です。

残り13%はクアトロテストで陰性だった妊婦さんから産まれる、というのがクアトロテストの精度です。
この結果をどう見るかは人それぞれですが、クアトロテストで陽性であっても約2割は問題がない場合もあるのに中絶すると決めることができますか?

逆に、陰性でも赤ちゃんが先天異常を持って産まれてくる可能性はあります。
クアトロテストではわからない先天異常や病気を持って産まれてくるかもしれません。
クアトロテストで胎児の異常が確定すると中絶し、出産後に他の先天異常がわかった赤ちゃんは育てる、という選択ができますか?

クアトロテストを受ける前に家族との話し合いを!

35歳以上の妊娠の場合、病院側からクアトロテストを勧められることもあるようです。
金額も1~2万円なので、「とりあえず」「一応」という軽い気持ちで検査する人も多いようです。
まさか自分の子が先天異常であるとは思わずに検査する人も意外に多いのです。

陽性が出るはずがないと思っている時に陽性が出た場合、羊水検査を行うまでの短期間にさまざまな選択を迫られるかもしれません。

基本的に「胎児の異常を理由に中絶する」ことは認められていませんが、もし経済的な理由などで中絶する場合は羊水検査後に考えている時間はありません。

ですので、もし陽性だった場合に出産するのか中絶するのかという考えはクアトロテストを受ける前に家族としっかり話し合うべきなのです。

クアトロテストは、3種類の先天性の異常がある確率である一定の割合よりも高いか低いかで陽性と陰性が示されます。

その中のダウン症候群だけ取り上げると、35歳の妊婦さんからダウン症候群の赤ちゃんが産まれる確率である1/295より高いか低いか、という検査なのです。

検査の内容をしっかり理解し、検査を受ける前に家族としっかり相談しておくことも大切です。

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